山本太郎「魂の30秒」書き起こし…「モーニングショー」で地上波初のれいわ新選組特集

7月25日放送「羽鳥慎一モーニングショー」にれいわ新選組党首の山本太郎氏が出演しました。地上波でついにれいわ新選組が取り上げられる画期的放送です。この記事では「モーニングショー」のれいわ新選組特集の内容と、山本太郎氏の30秒スピーチ書き起こし、さらにネットの反応をまとめてみました。

7月25日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」にれいわ新選組党首の山本太郎氏が出演しました。

山本氏が出演したのは同番組の「そもそも総研」というコーナーにおけるれいわ新選組特集で、同特集ではれいわ新選組の「消費税廃止」などの政策紹介、なぜ障害者を国会に送り込んだのかといった党の方針を解説するといった内容でした。

特集のハイライトとなったのは、「最後に30秒、訴えたいことがあればどうぞ」とコーナー司会の玉川徹氏に言われ、山本氏が30秒間できっちりまとめたスピーチです。

スピーチは自民党政権を完全に否定する内容で、政権忖度が目立つ最近の放送局にしては随分と攻めた内容だなという印象。

この記事では「モーニングショー」のれいわ新選組の内容と、山本太郎氏のスピーチ書き起こし、さらにネットの反応をまとめてみました。


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れいわ新選組特集の内容

「モーニングショー」のれいわ新選組特集構成は以下のようなものでした。

参議院選挙の結果について

・2019年参議院選挙で2議席獲得、比例区では20人に1人が投票した。また無党派層のうち自民党に投票した層は20%だったのに対して、れいわ新選組は10%と、高い得票率を示している。
・その紹介を受け山本太郎は「放送禁止物体としてこれまで生きてきたので、逆に今日、地上波で呼ばれるなんてびっくり」とコメント。
・本人は落選、比例順位も3番目にしたことについて、事前の調査で200万票、2議席は固いとしていたことを明かした上で、それ以上は運動を盛り上げていくことで当選の可能性を高めようと考えていたとした。
・落選し議員でなくなった今、これからどうするのかという問いには「これから政権を狙いに行く」と返答した。玉川氏から「総理大臣を狙いに行くということか?」と問われ「申し訳ないですけど、そういうことになります」と山本太郎は答えた。
・「テレビを観ている人は何を言ってるんだと思うかもしれないですけど、本気ですか?」との問いには「本気じゃなかったら旗揚げしないですよ」、今後の衆議院選挙には「出るしかないですよね」と回答
・衆議院選挙の選挙区については「まだ決まっていないが、自分の持っている力を最大化できる形で。最大化とはテレビが取り上げざるを得ない形で」とした。
・「勝てる範囲で注目されるところに立つということですか?」との問いには「今回負けてますから、次も負けたら意味がわからなくなるので」と答えた

れいわ新選組の公約「消費税廃止」について

・「消費税廃止という公約は現実性があるのか?」と問われ「私からしたら消費税廃止のほうが現実的。このまま消費税を維持、あるいは増税するほうが現実的ではない。税の滞納は6割が消費税、中小零細企業の首が締まっている。増税したら首をくくらなければならなくなる」とした
・さらに「消費税がこの国に与えた影響は消費の冷え込み。消費とは回り回れば誰かの所得になる。消費が落ちれば所得も落ちる」と説明した
・ここで山本太郎が自作の持ち込みフリップでグラフを用いて説明。消費税5%から8%の増税後の消費の落ち込みはリーマンショックを超えていることを説明
・20年以上デフレが続いている国はない、デフレとは消費と投資が失われていっている、要は衰退している。失われた消費と投資、つまり需要を取り戻さないとこの国に生きている人がもたないと力説した

消費税をなくすことで何が生まれるのか?

・厚労省の国民生活基礎調査では生活が苦しいと答えた人が全世帯の57.7%、シングルマザー世帯では82.7%に及んでいると自作のフリップを用いて解説
・また貯蓄ゼロ世帯の割合は20代で61%、30代、40代、50代で4割を超えている状態、もうボロボロであることを解説
・このような状態だから少子化は加速する以外にない、そしてこの人たちも高齢化する、高齢化したときに誰が面倒を見るのか。国は面倒を見ないから野垂れ死にだと説明
・今やらなければならないのはデフレの20年からの完全な脱却。その足かせになっているのが消費税。消費税を廃止すると消費が喚起される、投資も生まれる。なぜそれができないかというと消費税が大企業への減税の補填となっているから。法人税減税による減収分の73%は消費税が補填していると説明

消費税廃止の財源について

・玉川徹氏が「消費税は嬉しくはないが、国の借金を考えるとしょうがないのではと国民は考えているのでは?」と問いかけると山本太郎は「前提として誤解がある、消費税によって国の借金が増えたのだ」と返答
・続けて1997年に5%となった消費税だが、その前の段階では毎年3兆円ペースで増えていたが、97年以降は20兆円ペースで増え続けた。つまり、消費税を上げるために国の借金がかさんでいったのだと。
・消費税を廃止するための財源は2つ、1つは新規国債の発行。借金が増えることになるが、日本円を発行する能力のある国が日本円で借金をするだけなので、ギリシャのようにはならない。ギリシャはユーロに加盟していて通貨もユーロ。つまり外国通貨建てで借金をしてきたので、日本とは違うと説明
・だからといっていくらでも借金していいかと言ったら違う。その理由はインフレ。インフレの制御をすべき。
・財源の2つ目は税。所得税の最高税率を上げる。株などの金融資産から得た所得を分離せずに総合課税とする。さらに累進性を強化する。試算ではこれで29兆円の財源ができると説明。

高木美保からの質問

・高木美保はれいわ新選組の新しい力は素晴らしいが、自民党に入れた人はとりあえず今は生きていられるから安定感や現状維持を望んで投票したのではないか。そういう人たちについてどう考えるかと質問した。
・それに対して山本太郎は現状維持になってないということを気づかなければならないと回答。消費税を上げるたびに実質賃金は下がっていく。これだけ長い間デフレが続いて国民が貧しくなっているのは間違った経済政策だから。今がマシだろうと思いたいのだろうが、このまま現状維持ができるわけではない、ここから衰退していくとも付け加えた。

当選した2人の障害者について

・今の世の中は生産性で人間が測られる部分があり、その苦しさの中で生きていたくなくなる人が多いと思う。この2人は厚労省と交渉して制度を変えてきた人たちなので、生産性はある方々だと山本太郎は説明。
・生産性で人間の価値を測るようになると、命の期限まで決めてくる懸念がある。その入口は医療費になるのではないか。そういう部分のカウンターとして障害を持った当事者に入っていただきたい
・これから日本が高齢化すると寝たきりの方がたくさん出てくるが、寝たきり界のトップランナーの方々に、それでも豊かに生きられる、生産性で人を測らないという方向に国会論戦をしていきたいとした

原発廃止とエネルギー政策について

・候補者の中で蓮池透氏は拉致被害者の家族というイメージだが、元東京電力社員という肩書で選挙に出た。その意図について聞かれた山本太郎は、蓮池氏を原子力畑のスペシャリストと紹介。
・そのスペシャリストの目から見た原子力発電の政策について、国に対して指摘していくのだという。
・れいわ新選組の原子力発電に対する考え方は、山本太郎個人としては「即禁止」。なぜかというと南海トラフ巨大地震が来ると言われ、東海地震、首都圏直下と考えたときにそれに耐えうる原発は存在するのか?と訴えた。
・南海トラフ地震が来た場合、試算では1400兆円の損失となる。その規模になった場合、安全と言えるわけがない。これだけ災害が多発する国において原発は諦めなければいけないと主張。
・それまでは火力にすべき。なかでも天然ガスならば調達もアジア圏内で可能
・羽鳥慎一から主力が火力というのは時代に逆行しているのではと指摘。それに対して山本太郎は「いえいえ、とんでもない。今の現実では100%自然エネルギーというのは無理。そのベースロードとしての火力である」「その中でも環境負荷が少ない天然ガス」「将来的にはその比率というのは変わっていくが、ひとたび事故が起こった時の影響を考えた場合に主力は火力にすべき」と回答した。

他の政党との消費税に対するスタンスの違い

・羽鳥慎一から「れいわ新選組は消費税廃止だが、他の政党は凍結など、ニュアンスが違う。野党共闘となったときに他と合わせるつもりはあるのか?」と質問。
・野党共闘時の消費税政策について、山本太郎は「少なくとも減税は絶対に担保したい」とした。
・その理由について、凍結はあくまでも凍結であって解凍される。つまり増税と凍結は、将来的なこの国のデザインのグループとしては同じグループに入る。減税、廃止はまた違うグループであると主張。
・10%に増税された後に8%に戻すのも減税となるが、それでもいいのかと玉川徹氏に問われると、山本太郎は最低でも5%に戻すべきとした。個人的には廃止だが、野党共闘で足並みをそろえるなら最低でも5%だとした。

最後にあと30秒しかないが訴えたいことがあればどうぞと玉川徹氏に言われ、山本太郎が考えを30秒間にまとめて伝えた。


30秒に収めた山本太郎「魂の訴え」書き起こし

この国のもう20年、30年間の間というのは、どのような政治が行われていたかというと完全にみなさんの生活を踏みつけて企業側にいかに利益を横流しできるかということの連続でした。

たとえば大企業に対して大減税、金持ちに対して大減税、その上に皆さんの働き方を壊してきた。

昨年の末に決まったのは何か?大量の外国人を安い労働力としてこの国に招き入れるということ。これによる混乱によって首が締まるのは誰か。みなさんなんです。

今の政治はみなさんへの裏切りの連続でしかない。それを変えていける。まずは野党で手をつないで政権交代を目指していきたいと思います。


ネットの反応

れいわ新選組 山本太郎 代表 テレ朝モーニングショーに生出演⚡ 消費税廃止の財源(新規国債発行&所得税・法人税の累進化)などを語った。 地上波で初じゃないかな。良かった!

かつては聡明な人だと理解していた女優の高木美保が、「れいわ新選組を開票速報まで知らなかった」「自公政権=安定」と発言した今朝の『羽鳥慎一 モーニングショー』。 僕自身が何年間もワイドショーを観ないうちに、この人の感度がかなり鈍っていたことに驚いた。コメンテーターでもあるのに。

れいわを立ち上げた当初は街角で地道に訴えるしかなかった消費税=企業への所得移転の件が、3ヶ月後には大手テレビ局で堂々と言えるまでになった。改めて凄い進歩ではある。モーニングショー

録画してあった昨日朝放送「モーニングショー」の「そもそも総研」を視聴。 山本太郎氏をスタジオに招き、れいわ新選組が何を目指すのかを短時間ながら凝縮して紹介していた。すこぶるわかりやすく、彼らを「ヘンテコ」視している人にこそ観て欲しい内容だった。勇気づけられた人も多いのではないか。

モーニングショー 山本太郎を拒絶してる人はちゃんと話聞いたほうがいい。 まともなこと言ってるし、どう考えても国民の味方の話しかしてないよ?私達を貧困から救おうとしてくれてるのに、何故拒絶するのか逆に理解に苦しむ

山本太郎、いつこんなに化けたんだろう。 個別の公約(政策)は実現可能性を精査すべきだし、難しいこともあるだろうけど、なにより喋りに説得力がある。 既存の政治家が「いかに話をごまかすか」みたいな喋りしかしない中、あのわかりやすさは素晴らしい。 モーニングショー #山本太郎

山本太郎の ・順序立てた話し方 ・相手の話を完全に聞いた上での返答 ・主張をする際の根拠の明示 ・その主張を支える現状への強い危機感 ・その危機感を生み出す日本への思い どっかの党首と違って素質を感じるし、好感が持てた。 短い時間ではあったけど、十分伝わった。 モーニングショー

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山本太郎さん誤解してました。政治家になってメディアが変な所ばかり切り取るから政治家になってヤバイ人になったのかと思ってた。本当にすみません。 朝から汚いサイコパス婆さん大谷を出すより政治に目を向けましょうよ。大事ですよ。 山本太郎 モーニングショー

すごいよ山本太郎、あと30秒って言われて、5秒残しで中身ギュッと詰まった話したよ!さすがだわ❗️あと20秒しかない、ってしゃべらせなかったやつ、見たか太郎さんのしゃべりの実力を! モーニングショー

#モーニングショー「そもそも研」での山本太郎生出演、なかなかよかったですね。欲を言えば吉本問題は半分くらいにして、もっと時間とってもらいたかったですが。あと、本来ならばこれを選挙期間中にやらないと。でも、選挙後でもやらないよりはいいです。やはり玉川さんはテレ朝の良心。

テレビ朝日 モーニングショー で、山本太郎前議員が仰っていたことの根拠となっているグラフです。消費税収の反対側で、法人税収が減っています。

今日のモーニングショー、山本太郎と玉川さん、よかった。山本太郎の用意したフリップ、どれもメディアが出したくないものだろう。特にこれは増税がいかに消費を落ち込ませるかが分かった。20年間の長すぎるデフレ、消費税導入が始まってから20年。確かに消費税を廃止、最低でも減税が現実的と思える。

そもそも総研、玉川徹さん完全に味方だわ。それは見た人はわかる。太郎さんが言いたいだろうことにつなげるトスがうますぎる。ほんとにうますぎるわ。 山本太郎 れいわ新選組 モーニングショー そもそも総研 玉川徹


まとめ

どうせ数分間の特集だろうと思っていたが、20分以上の濃い特集だったので、まとめるのに予想外の時間がかかってしまった。

放送を見た第一印象は「山本太郎は想像以上に喋れるな」と。スピーチ力では政界随一ではないだろうか。

ともかく、地上波でこれほど手厚くれいわ新選組が特集されるのは画期的なことである。

消費税廃止をはじめとしたれいわ新選組の政策は、現政権やテレビ局のスポンサーとなる大企業が嫌がる、消し去りたい種類のものだ。それをあえて放送したテレビ朝日の勇気を称賛しなければならない。

逆に、山本太郎への地上波の出演依頼がこの番組のみである状況こそが本来は異常なのであり、テレビ局の政権忖度、スポンサー忖度が行き着くところまで行ってしまった感がある。

これはどういうことかというと、「会社員に報道の仕事は無理」ということだ。

上司やスポンサーの命令に従わなければならない構造を抱える限り、公正で正しい報道、そして真実を伝えることはできないのだと思う。

風雲児の道を選んだ山本太郎は、落選したことで、衆議院選挙での出馬、そして政権奪取にすべてを賭けることになった。

この賭けは、れいわ新選組の物語がたとえどんな結末になろうとも、山本太郎にとっていい方向に進むだろう。

なぜなら、今回の参院選で日本の民衆は「左右の対立」を乗り越え、「上下の戦い」に覚醒してしまったからだ。組織票なしの政党が、200万を超える票を集めてしまったのである。日本の選挙史上の革命と言っていい。

いったん動き始めたストーリーは、その結末を迎えるまで終わらない。つまり、日本の既得権益層は覚醒した民衆に打倒されるまで終わらないのだ。

今後、上下の戦いの中で、民衆は立憲民主党でさえ自民党と仲良くプロレスをする既得権益層の仲間にすぎないことを見破っていくだろう。いや、もうすでに見透かされているのではないか。

山本太郎は立憲民主党のようなプロレスはしない。本気で自民党を仕留めにいく。そのことは自民党も重々承知だ。

だから、現政権や彼らの息のかかったメディアから、「山本太郎はおかしな奴だ。バカだ」という意味の報道や記事がすでに出ているし、今後たくさん出るだろう。彼らは民衆の王になりつつある山本太郎を恐れているのだ。

上下の戦いは、必ず「下」が勝つ。なにせ数で圧倒しているのだ。

このブログでは今後も山本太郎が仕掛ける「上下の戦い」をレポートしていく。

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Posted by galapgs